アイルランド

1. 公的機関

2. 主要データセット

3. 人口動態

3.1 現在の人口構成

5,458,600人
総人口(2025年4月時点。前年同月比+78,300人、+1.5%)

3.2 出身国籍別構成

📊移民・移民の子孫の出身国・出身地域別の詳細な内訳(CSO国勢調査の国籍別表)は、本観察サイトが確認できた範囲では主要国籍(英国・ポーランド・ルーマニア・インド・ウクライナ)の列挙にとどまるため、構成比を示すグラフは今後追加予定です。

3.3 移民の流れ(近年の動向、2022年以降の急増)

国際保護(庇護)一次申請件数の推移(2021年→2025年)
0件5180件10360件15540件20720件20212024202513160件
  • 一次申請件数
出典:司法省(ダーイルへの大臣文書回答)、RTÉ Newsの報道

近年の移民動向:主な転換点

2022年以前約2,900件国際保護一次申請件数(2021年)。2022年以前は比較的低水準で推移していた。
2022〜2024年18,500件庇護一次申請件数(2024年)。2021年の約2,900件から急増。収容者数:2025年末に33,241人(うち9,700人超が児童)。
2025年13,160件庇護一次申請件数(2025年)。2024年比-29%。拒否率81.39%(判断件数20,200件超)。
2025年4月125,300人直近12か月間の総移入者数(前年比-16%)。うちその他世界各国の市民63,600人。出国者65,600人、自然増加+18,600人。
📊2010年代以前を含む長期の移民流入・出国の時系列データ(CSO Population and Migration Estimatesの過去分シリーズ)は今後追加予定です。

3.4 出身(国籍)別の年齢構成

📊国籍別の年齢構成データ(人口ピラミッド形式)は、CSO国勢調査2022のTable 1.5(年齢階級・性別・国籍別表)の詳細値を一次資料から確認のうえ今後追加予定です。本調査で確認できたのは、非アイルランド国籍者の平均年齢が36歳(アイルランド国籍者は39歳)という要約値のみです。

3.5 将来予測

CSOの人口予測(2057年、シナリオ別。2022年国勢調査を基準)
高移民シナリオ+7.005百万人
年間純移民数を2027年までに45,000人へ減少させ、その後一定とする前提
中位移民シナリオ+6.446百万人
年間純移民数を2032年までに30,000人へ減少させ、その後一定とする前提
低移民シナリオ+5.734百万人
年間純移民数を2032年までに10,000人へ減少させ、その後一定とする前提
出典:CSO『Population and Labour Force Projections 2023-2057』
📊国籍別・出身別に分解された長期人口予測(移民・移民の子孫の将来人口比率)は、CSOの公表資料が国籍別の細分化を行っていないため、現時点では確認できておらず今後追加予定です。

4. 財政 — 純負担

社会保障給付の利用率(移民/自国生まれ、2024年データ)
何らかの広義の社会保障給付を受給(移民)+61%
何らかの広義の社会保障給付を受給(自国生まれ)+56%
失業給付(移民)+9%
失業給付(自国生まれ)+9%
障害給付(移民)+4%
障害給付(自国生まれ)+6%
出典:ESRI『Social transfers utilisation among migrants and Irish-born in Ireland』(2026年6月10日)

4.1 年金制度・現役世代比率

📊国籍別・出身別の人口学的依存度(年金受給者・子供対労働年齢人口比)は、アイルランドの公的資料からは確認できず今後追加予定です。

5. 労働市場

全雇用に占める国籍別シェア(2024年)
アイルランド国籍者+72.5%
アイルランド以外の国籍者+27.5%
出典:CSO『Distribution of Earnings by Nationality 2024』
61.4%
2019〜2024年の賃金雇用総増加のうち、アイルランド以外の国籍者が占める割合(218,261人分の増加)

6. 治安・司法

7. 教育

8. 住宅

新築住宅完成件数(2024年→2025年)
2024年+30147戸
2025年+36284戸
出典:CSO『New Dwelling Completions Q4 2025』

9. 社会的結束

10. 最近の政治的背景

11. データの限界・偏り

⚠️ 限界 比較的新しい事例(長期にわたる統計シリーズが少ない)── デンマーク・スウェーデンとは異なり、歴史的な比較には限界がある。犯罪統計(CSO/ガーダ・シオハーナ)には被疑者・被害者の国籍に関する変数が一切含まれていない。したがって、アイルランドにおける移民と犯罪の関連性に関するいかなる公的な主張も、データが存在しないため、アイルランドの公式な出典に基づくことができない。IPAS(庇護希望者の収容)統計は近年(2022年以降の急増)のみを対象としており、数十年単位の歴史的観点から現在の水準を位置づけるための比較可能な長期統計シリーズは存在しない。不法滞在者数についての公式な統計は公表されていない。利用可能なデータ(CSO、司法省)は合法的な、または資格取得手続き中の流入のみを対象としている(第3節参照)。